隻眼の文士二

戻り桜は儚く

虫の音は寥々として寂し

未知なる美しき国は遥かに遠かれど

放浪を愛す隻眼の文士

冬の夜に一人旅立てり

小泉八雲が亡くなる数日前に桜が咲き、飼っていた虫を「良き日を選び逃がしてあげましょう」と言い、亡くなる当日に「見たこともない美しい国」の夢を見た、というエピソードより。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

隻眼の文士

月輪は天を徘徊し

亡者は黄泉へと還る

灰は灰へと還り

世界を放浪せり隻眼の文士は

極東にて酒を呑む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天心に白雲ありき春

大河の流れは清く早く

白蝶はひらりひらり

九天に吹けよ風九天に吹け風

咲き乱れよ咲き誇れ世界を彩れよ花

| | コメント (0) | トラックバック (0)

十三夜

十三夜の月と共に酒を呑む
しかし月は酒を呑まずかわりに秋を楽しむ
我は盃を挙げ一杯一杯また一杯
ああ 月が夜を徘徊す
では また来年

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夜風は涼しく酒は温かし
知人に貰い受けた猫を膝に抱き
知人が作りし盃で酒を飲む
肴は焼きシシャモ
猫にもおすそ分け

| | コメント (0) | トラックバック (0)

5行歌入選

入選1000首だけどねw。

応募が1万1000強だから入選しないよりはマシか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒き穴

生命はなく生命は尽きることなし

光はなく光尽きることなく

虚空は捉えども捉え難し

宇宙は一滴の露の中にも宿るが

絶対無の中には我もなく神も仏もない

| | コメント (0) | トラックバック (0)

深海の魔

月影は海面に深く差し込むが波紋を立てることさえ出来ない

実直にして勇敢なる鋼鉄の騎士は悪魔征伐に名乗りをあげる

他界の領域を圧迫する 神々の祝福を受けし帝国の威光は殺されたる犀のごとし

実直にして愚かなる鋼鉄の騎士は鋭き角を更に尖らせ突進し

堅固なる海底に脳天を打ちつけ怨敵に屈服す

| | コメント (0) | トラックバック (0)

砂漠の悪魔

寂莫たる砂の地より甦りし悪魔
光る瞳の強い呪縛は 誇り高き戦士をも捉える
恐怖の時 夜は物音もなく
陰鬱に血を啜る悪魔のおぞましき魂
残虐なる死者は悪魔が纏う屍衣を引き裂く

| | コメント (0) | トラックバック (0)

星の破壊者

星の創造主であり主宰者である神の嘆き

広大な仁慈と恩恵 光輝と威光は清澄なエーテルの中に四散す

全てを知るものがあげる断末魔

少女は冷静に星星を破壊し

少女は冷酷に星星を破壊す

モア殿の詩ですな。

全てを知るもの、とは星のことですな。

歌にもあります。♪ほしはなんでもしっている~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧